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 「最低の方法だけが有効なのだ」/「『人間』はつねに加害者のなかから生まれる」。「失語」と「告発の断念」と「単独者」と〈希望〉。告発不可能であることの覚知と、人間ではないものを告発することが可能であることの不可能性。そこで、声を失い黒い口を開けて待つ、否定性の快楽。「位置」と美の再凝集。スターリンの亡霊。ならば、人間ではないものへの滞留、もしくは外出、が必要なのではないか。そうして、歴史が未だ決定されていない「低さ」(いま、まさに、より低くなりつつある)に身を置くこと。しかしながら、一方で、私(たち)があなた(がた)に/〈希望〉を与える……と保障を差し出せ「ない」……私(たち)のイマジネール=身体=「日常」を蓋い、捕捉しているもの、私(たち)のスペクタクル、あるいは、「向こう」に持ち込まれる、非暴力という鎮圧の暴力、「ここ」の低強度紛争。ならば、私(たち)のエージェンシー(例えば、豚)を使いこなすこと。例えば、外ではなく、「劇場の」外において。


2003年11月22日(土)PM 5:00・23日(日)PM 3:00

中央大学多摩キャンパス Cスクエア中ホール(東京)

前売・当日2,000円


引用テクスト:

 石原吉郎「ペシミストの勇気について」

     (『続・石原吉郎詩集』思潮社刊)

 目取真俊「希望」

     (『沖縄/草の声・根の意志』世織書房刊)

構成/演出/装置:清水唯史

音響/照明/出演:湯田康

音響/出演:葛巻欣久

制作/出演:田中紀子

制作/出演:竹原洋平

スタッフ:清水基

スチール:中村和夫

協力:井上摂 小菅奎申

映像/出演:中央大学PPOTU(五十嵐健一 木村浩治 今朝丸貴 渋谷洋平 南伸太郎 山崎隆弘 山田和正)

主催:CUATRO GATOS中大公演実行委員会

   =中央大学演劇研究会+中央大学劇団The座+中央大学第二演劇研究会+中央大学ダンシングミュージカルカンパニー

    +中央大学舞台照明研究会+中央大学PPOTU

CUATRO GATOS

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