チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第29回 いま問う国の水俣病の補償責任
*清水唯史が実行委員として参加しています。
ノーモア・ミナマタの各訴訟を通じて、2009年制定の水俣病特別措置法の課題や限界が明らかになりました。国は、特措法(2 度め解決)で、チッソ優遇の特例を法に満載してやっと、チッソを賠償当事者として連れ出した ものの「能う限りの救済」に至らず。そしてチッソは経済力が低下の一途で、開き直っています。
住民健康調査、公健法認定基準の見直し、早期救済の在り 方など、求められている課題は多々ですが、まず何よりも、行政とくに国の補償責任をはっきりさせておくことが不可欠で、PPP(汚染者負担原則)も、責任回避の口実にさせてはなりません。
他の健康被害の実例も含め、講演と報告を受けて皆で考えます。熊本と新潟からの現場報告も、いつも通り行います。ご参集下さい。
日時:2024年5月26日(日)
場所:連合会館(旧総評会館)201 会議室
時間:13:30〜17:00(開場13:15)
参加費:1000円(学生・車イスと介助の方 各半額)
○お話
・水俣病補償におけるチッソ金融支援と国の責任
除本 理史(大阪公立大学/環境経済学)
・薬害サリドマイドの事例
川俣 修壽(医療ジャーナリスト)
・アスベスト健康被害の事例
古谷 杉郎(全国労働安全衛生センター連絡会議)
○現場からの報告
谷 洋一 (水俣病被害者互助会事務局)
萩野 直路 (新潟水俣病訴訟を支援する会)
加藤 タケ子 ほか(水俣病胎児性小児性患者・家族・支援者の会)
*参加者には。当会が2009年に作成した『チッソ分社化を問う』@500 を無料贈呈します。
*コロナ対策は特に行いません。マスク等は必要に応じ各自でご用意願います。
*終了後、会館近く1Fの中華料理店で報告者と共に懇親会を行なう予定です。(約90 分/別料金)。
*オンライン中継はしません。ユーチューブに録画を挙げた場合は「水俣支援」7月号で知らせます。
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
東京・水俣病を告発する会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
東京・水俣病を告発する会 気付(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:最首塾