チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第24回 自主交渉開始50年 第二世代が受け継ぐ水俣病の闘い
*清水唯史が実行委員として参加しています。
今秋は、水俣病事件と闘いをめぐる映画上映、写真展、出版が、かつてない賑わいを見せています。
話題のハリウッド映画『MINAMATA』では、ユージン・アイリーンスミス夫妻の活躍とともに水俣病患者の果敢な闘いが描かれていますが、実際、スミス夫妻が現地で撮影を開始した1971年は、訴訟派に加えて自主交渉派も果敢な闘いを始めた年です。
環境庁裁決で新たな患者認定を勝ち取った川本輝夫・佐藤ヤエさんらは審理が進んでいる一次訴訟に加わるのではなく、直接交渉でチッソに償いを求める道を選んだのでした。そして11月にはチッソ水俣工場前座り込み、12月からは東京本社に乗り込んでの自主交渉に突入しました。
50年後の現在、被害者互助会の会長として二つの訴訟の先頭に立つ佐藤英樹さんは、自主交渉闘争の中心メンバーである佐藤武春・ヤエさんのご子息で、互助会訴訟の他の原告も皆、20世紀の闘いを担った患者家族の第二世代です。認定義務付け訴訟が熊本地裁で結審した直後の思いを現地から語って頂きます。
日時:2021年11月27日(土)13:00~17:00(12:30開場)
会場:YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5(JR水道橋から徒歩5分/JRお茶の水から徒歩7分)
TEL 03-3233-0611
参加費:1,000円(学生半額)
《プログラム》(敬称略 順不同)
13:00-13:40 ○上映「死民の道」自主交渉闘争の記録 撮影;一ノ瀬正文/堀傑 1972 シグロ(40分)
13:40-14:00 「 潮 満ちくれば 水俣市」佐藤武春さん場面など抜粋 1988 熊本放送(20分)
14:00-14:15 −休憩−
14:15-14:55 ○報告「 水俣病被害者互助会行政訴訟 結審を迎えて」
14:15-14:55 ○報告「訴訟経過の概要説明」
14:15-14:55 ○報告 番園寛也(溝口訴訟弁護団事務局)
14:15-14:55 ○報告「原告・家族紹介/現地からの最新報告」
14:15-14:55 ○報告 谷洋一(水俣病被害者互助会事務局)
14:15-14:55 ○報告「原告・家族の言葉」
14:15-14:55 ○報告 佐藤英樹(水俣病被害者互助会)
14:55-15:10 −休憩−
15:10-15:40 ○胎児性小児性患者会 近況報告・書籍販売PR
15:10-15:40 ○松永幸一郎 加藤タケ子 ほか
15:40-16:05 ○新潟水俣病第二次行政訴訟
15:40-16:05 ○萩野直路(新潟水俣病第二次行政訴訟を支援する会)
16:05-16:30 ○小中澤さん行政不服審査請求(映像含む)
16:05-16:30 ○鈴村 多賀志(溝口訴訟弁護団事務局)
16:05-16:30 ○質疑~各団体アピール(新ホームページ、互助会訴訟最高裁葉書、原一男映画など)
16:45-16:55 ○「起ちなはれ」朗誦 原作;砂田明
16:45-16:55 ○ 白木喜一郎(「天の魚」出前プロジェクト)
※水俣・新潟など遠隔地からの報告は、オンライン映像になる場合があります。
※コロナウイルス感染警戒のため、広い会場で、換気と休憩を行ないながら開催します。
※受付で非接触体温計にて検温をし、37.5度以下の方に入場いただくことになります。
※今回、オンライン同時中継は行いません。後日YouTube公開は検討中です。
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
東京・水俣病を告発する会 気付(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:東京・水俣病を告発する会/最首塾