チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第23回 環境庁発足50年 原点・水俣病から環境行政を問う
*清水唯史が実行委員として参加しています。
半世紀前の7月1日、公害対策を担う環境庁が発足。当日、東京・水俣病を告発する会メンバーは信濃町の木造仮庁舎に押しかけ、「川本輝夫・佐藤ヤエさんら行政不服審査請求の裁決(厚生省から移管)を早く出せ」と求めました。翌月の裁決と通達は狭い患者認定を打ち破るもので、初期環境庁の目玉政策となりました。
しかし、長期・広範にわたるメチル水銀汚染のもと、いま闘い続ける未認定被害者に対する環境行政の姿勢は様変わり。その現状を水俣と新潟から詳しく報告し、あるべき姿を原点から問い直します。
他方、同じ1971年の夏には、米国からユージン・スミス夫妻が水俣に移住、約4年にわたる撮影活動を開始しています。ユージンを主役にしたハリウッド映画『MINAMATA』が今秋に国内上映されますが、その制作にも協力し、写真集の日本語版復刊に尽力中のアイリーン・スミスさんが今回のゲストです。映画や写真の力も借りて水俣病と環境行政を問い続けます。
皆様のご参集を呼びかけます(今回はリモートでの有料聴講も受け付けます)。
日時:2021年6月26日(土)13:00~17:00(12:30開場)
会場:YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5(JR水道橋から徒歩5分/JRお茶の水から徒歩7分)
TEL 03-3233-0611
参加費:1,000円(学生半額)
《プログラム》(敬称略 順不同)
○開会挨拶
清水唯史(シンポ実行委員会)
○上映「MINAMATA(予告編)」 主演;ジョニー・デップ 国内配給会社(要請中)
○上映「水俣曼荼羅(予告編)」 監督; 原一男 疾走プロダクション
○講演「写真と映像で問う水俣病」
アイリーン美緒子スミス (グリーン・アクション/京都)
○報告「新潟水俣病第二次行政訴訟の争点」
萩野直路(新潟水俣病訴訟を支援する会)
○報告「胎児小児性患者会/きぼう未来水俣 近況」
松永幸一郎 加藤タケ子 ほか(患者会)
○報告「環境省の現在 情報開示請求と行政争訟から」
鈴村多賀志(溝口訴訟弁護団事務局)
○報告「 水俣病認定基準の変遷と互助会2訴訟の焦点」
番園寛也(溝口訴訟弁護団事務局)
○報告「 水俣の最新状況報告 互助会2訴訟・連絡会から水俣条約まで」
谷洋一(水俣病被害者互助会事務局)
○行動提起「環境省50周年記念・水俣病解決祈念」7.1ビラまき提案
東京・水俣病を告発する会
※コロナ状況下、遠隔地からの講演・報告は、リモート映像となる可能性が大です。
※コロナウイルス感染警戒のため、広い会場で、換気と休憩を行ないながら開催します。
※受付時に非接触体温計にて検温をし、37.5度未満の方に入場いただくことになります。
※リモート有料聴講 ご案内
1.開催週の前半に当日Zoomのご案内をメールでお送りします。
ついては、申し込みは必ずメール(y-kbt@nifty.com)で、お願いします。開催前週末ごろに、当日プログラ
ムと資料(B4版 約20ページ)を郵送しますので、申込時には 住所・氏名も必ずお知らせ下さい。
2.聴講料1,000円と郵送料は、郵送到着後に同封の郵便振替用紙でご送金下さい。
3.システムと運営の都合上、申込みが70件を超えた場合は聴講に応じられないことがあります。
4.Zoomシステムのダウンロードや受信技法は予め各自でご準備願います。
5.当日は時間等の制約上、Zoom聴講者からの質問・発言をお受けする余力はないのでご了承願います。
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
東京・水俣病を告発する会 気付(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:東京・水俣病を告発する会/最首塾