チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第22回 東京・水俣病を告発する会 50年 問い、支え続ける水俣病
*清水唯史が実行委員として参加しています。
今年6月、「東京・水俣病を告発する会」は発足から50年を迎えましたが、新型コロナウイルスの感染警戒のため、半年延期してのシンポジウムとなりました。
半世紀たっても水俣病が解決しないことを、どう考えるべきでしょうか。患者の苦しみや生活課題は認定や補償を得ただけで終わらないことは、胎児性患者の皆が果敢に訴え続けている通りです。そしてまた、不知火海全域に広がったメチル水銀が、今なお多くの患者を苦しめ、更には訴訟に立ち上がった胎児性と同世代・未認定患者の原告には不当な福岡高裁判決。加害者を告発し、水俣病患者を支援することに、節目はあっても終わりはないのだと改めて気づきます。
そしてそれはフクシマや沖縄の課題ともつながります。「東京 告発」の先達、桜井国俊さんからは沖縄の最新状況を報告頂きます。
皆様、ご参集ください。
日時:2020年12月5日(土)13:00~17:00(12:30開場)
会場:YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5(JR水道橋から徒歩5分/JRお茶の水から徒歩7分)
TEL 03-3233-0611
参加費:1,000円(学生半額)
《プログラム》(敬称略 順不同)
○報告「1970年 東京・水俣病を告発する会の発足」
矢作正(「技術と社会」資料館館長)
○講演「水俣から沖縄へ」
桜井国俊 (「東京告発」発足時メンバー/沖縄大学名誉教授)
○上映「水俣曼荼羅(予告編)」監督; 原一男 疾走プロダクション
○報告「水俣病被害者互助会第二世代訴訟、行政訴訟」
番園寛也(溝口訴訟弁護団事務局)
○報告「訴訟原告・水害・水俣条約/現地からの最新報告」
谷洋一(水俣病被害者互助会事務局)
○報告「情報開示請求と未認定の争訟」
鈴村多賀志(溝口訴訟弁護団事務局)
○報告「新潟水俣病第二次行政訴訟」
萩野直路(新潟水俣病第二次行政訴訟を支援する会)
○報告「水俣病胎児性小児性患者家族支援者の会の発足」
松永幸一郎 加藤タケ子 ほか(患者会)
※コロナウイルス感染警戒のため、広い会場で、換気と休憩を行ないながら開催します。
※水俣・沖縄・新潟からの講演や報告は、リモート映像を通じて行ないます。
※受付付近で非接触体温計にて検温をし、37.5度以下の方に入場いただくことになります。
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
東京・水俣病を告発する会 気付(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:東京・水俣病を告発する会/最首塾