チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第17回 水俣病裁判50年 なぜ今も訴訟が続くのか+「水銀規制水俣条約」ジュネーブ会議参加報告
*清水唯史が実行委員として参加しています。
「四大公害裁判」の端緒となった新潟水俣病の提訴(1967.6.12一次訴訟)から今年で50年。しかし、今も熊本と新潟合わせ11件の水俣病裁判が続いています。半世紀にわたる幾多の裁判闘争は、どんな地平を勝ち取ったのか? そして、患者がなおも訴訟を続けなばならないのは何故なのか?
当シンポジウムでは毎回、現場のリアルタイムの裁判報告を受けていますが、今回はそれに加え、基調報告として、50年の裁判闘争史を通観します。シンポ直後の11月29日には新潟水俣病認定義務付け訴訟の東京高裁判決があり、傍聴支援が必要とされていますが、そのためにも、半世紀の闘いの現地平について、認識を深めることを目指します。
また、9月末には、胎児性患者・坂本しのぶさん一行がジュネーブを訪ね、「水銀規制水俣条約」の締結国会議で終わらぬ水俣病を訴えてきました。参加した谷洋一さんからは、その報告も受け、Tシャツチャリティー販売なども行います。
皆様、ご参集ください。
日時:2017年11月23日(土=祭日)13:00~17:00(12:30開場)
会場:YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5(JR水道橋から徒歩5分/JRお茶の水から徒歩7分)
TEL 03-3233-0611
参加費:1,000円(学生半額)
《プログラム》(敬称略 順不同)
第一部:
○基調報告「裁判50年で獲得した地平と、未完の課題」
久保田好生 (季刊「水俣支援」編集部/元川本公訴棄却訴訟・御手洗行政訴訟弁護団事務局)
○裁判報告「新潟水俣病三次訴訟、行政訴訟」
萩野直路(新潟両訴訟弁護団事務局)
○水俣病被害者互助会第二世代訴訟、行政訴訟
谷洋一(被害者互助会事務局)
○食品衛生法義務づけ津田訴訟
鈴村多賀志(溝口訴訟弁護団事務局)
第二部:
○報告「水銀規制水俣条約」ジュネーブ会議参加報告
谷洋一
○「ほっとはうす」に集う胎児性患者の近況
参加調整中
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
東京・水俣病を告発する会 気付(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:東京・水俣病を告発する会/最首塾