チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第13回 チッソの子会社株売却は認められない」
*清水唯史が実行委員として参加しています。
安倍政権は9月、戦後最大の反対運動も押し切って、安保法制を強行可決しました。また、8月には川内原発も再稼働、残念なことが続きます。私たちの戦後70年の歩みは何だったのか。
今回シンポジウムではまず、それを考えるべく、桑原史成さんから、1970年代のベトナム・韓国・水俣について写真投影とお話を頂きます。これは前回6月シンポでの1950-60年代の水俣病発生期の講演の「続編」にあたりますが、市民や学生が非戦・平和への意識を高めた1970年代を、貴重なドキュメンタリー写真を通じて考えることは、今とりわけ大切だと考えます。
水俣病問題では10月、熊本地裁で、被害者互助会の新たな行政訴訟が提起されました。東京では、新潟3次訴訟の控訴審も始まりました。従来の各訴訟も含め、熊本・新潟・東京のスタッフから報告を受けます。ほっとはうすの近況についての報告もあります。
他方、「2016:水俣病公式確認60年」を前に、気がかりなことが出てきました。特措法に位置付けられた「チッソによる子会社JNC株売却」が政権与党内で検討され始めたのです。かくも様々な訴訟や公健法の認定申請が続いている中で、株売却⇒チッソと子会社の免責など、もってもほかです。そこに警鐘を鳴らし、「株売却反対/特措法凍結」の世論を喚起することが今回シンポジウムの重要課題となります。
ご参集をお願いします。
日時:2015年11月28日(土)13:30~17:00(13:00開場)
会場:連合会館4階402会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL:03-3253-1771
東京メトロ千代田線【新御茶ノ水駅】B3出口真上
JR中央線・総武線【御茶ノ水駅】聖橋口徒歩5分
都営地下鉄新宿線【小川町駅】徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線【淡路町駅】徒歩4分
http://rengokaikan.jp/access/index.html
参加費:1,000円(学生半額)
《プログラム》(敬称略 順不同)
○お話・写真「ベトナム・韓国・水俣 1970年代を中心に」
桑原史成(フォトジャーナリスト)
○報告「水俣病被害者互助会の訴訟と未認定問題の現在」
谷洋一(水俣病被害者互助会事務局)
○報告「ほっとはうす胎児性患者の近況と課題」
加藤タケ子(ほっとはうす施設長)
○報告「新潟水俣病三次訴訟 東京地裁で控訴審始まる」
萩野直路(新潟三次訴訟事務局)
○報告「食品衛生法訴訟・通知取消訴訟のめざすもの」
山口紀洋(各訴訟弁護団、弁護士)
○提起「特措法の〝チッソ株売却〟は凍結すべきである」
実行委員会
主催:チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A 東京告発気付
Tel/Fax 03- 3312-1398(昼留守録) Mail y-kbt@nifty.com(シンポ実行委事務局・久保田)
協力:東京・水俣病を告発する会/最首塾