チッソと国の水俣病責任を問うシンポジウム 第1回 関西訴訟最高裁判決5周年
*清水唯史が実行委員として参加しています。
水俣病の責任論と病像論を塗り替えた2004.10.15最高裁判決から5年。不知火海沿岸では合計26000名もの未認定患者の存在が明らかとなり、補償や水俣病認定を求める訴訟が新潟も含め7件も提起されています。
しかし、その救済を掲げて前国会で審議不十分のまま成立した特別措置法は患者よりチッソ救済を主軸とする本末転倒。環境省高官からは確信犯的な「ニセ患者発言」がなされる始末です。
責任を正しく踏まえた、筋の通った補償救済の実現へむけ、鳩山連立政府にどう政策提言していくか。地元の皆さんを始め、水俣病に関わって来られた関係者のお話や討議をもとに考えます。
水俣病に心を寄せる多くの皆様にご参加を呼びかけます。
日時:2009年10月17日(土)13:30~16:30
会場:YMCAアジア青少年センター(在日韓国YMCA)9階国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5(JR水道橋から徒歩5分/JRお茶の水から徒歩7分)
TEL 03-3233-0611
参加費:500円(発言者・首都圏以外からの参加者・高校生以下無料 /会場カンパを集めます)
《プログラム》(敬称略 順不同)
第一部:
○水俣からの報告
司会挨拶 細谷孝(中央大学)
○映像上映「水俣病2度目の幕引きへ 加害者救済法成立」(RKK)等
○お話
佐藤英樹(水俣病被害者互助会/第二世代訴訟原告) 谷洋一(水俣病被害者互助会事務局)
加藤タケ子(ほっとはうす施設長/水俣病懇談会元委員)
○メッセージ
川田龍平(参議院議員/元HIV訴訟原告) 栗原彬(立命館大学)
第二部:
○特措法による水俣病政策の批判的検討「チッソ分社化→清算」問題を中心に
司会挨拶 久保田 好生(季刊「水俣支援」編集部)
○お話
除本理史(東京経済大学)
柳田邦男(環境省懇談会元委員/科学ジャーナリスト)
富樫貞夫(熊本学園大学)
永松俊雄(室蘭工業大学)
○メッセージ
岡本達明(元チッソ第一組合委員長)
○質疑・討議
第一部報告者も交えてパネル討議、または会場も交えた意見
懇親会:17:00~19:00 同センター2F 韓国料理レストラン「ノア」(有料)
主催:チッソと国の水俣病責任を考えるシンポジウム実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A 03- 3312-1398(久保田)