CUATRO GATOS

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創刊 ◎世界と日本の現在を問う論集『叢書・ヒドラ第1号 ~批評と運動~:特集・世界』


菅孝行編

A5判・250頁・定価(本体2,400円+税)


〒113-0033

東京都文京区本郷5-30-20

Te1.03-5684-0751

Fax.03-5684-0753


御茶の水書房


《ヒドラ刊行宣言》

 〈生政治〉と〈例外状態〉の時代における日本の政治経済・社会・文化・思想状況

わたしたちは、現在の日本の状況を「社会総体が資本のもとへと、排除されつつ包摂

されている」ような事態として捉える。本書は、以上のような問題意識を共有した同

人たちによリ創刊される。ヒドラとは、ギリシア神話に出てくる多頭の怪物である。

英国の歴史家ピーター・ラインボウとマルクス・レディカーによれば、ヒドラとは、

資本制の本源的蓄積期以来登場する、資本制的に組織された秩序による包摂に抗する

者たち、あるいはそこから排除された者たち、そうした秩序に異論を吐く者たちであ

る。その意味でわたしたらもヒドラである。あなたがた読者もヒドラでありうる。目

指しているのは、〈3・11〉により露呈した日本社会の問題点の根本からの歴史的検証

と総批判である。


《本書の内容》

○巻頭言:抵抗の〈知〉・〈知〉の革命

 いかなる〈覚悟〉で何を〈選択〉するのか──略奪による〈成長〉の果てに………菅孝行


○対談:資本主義~〈外部〉の消費の果てに~コロンブスの「発見」と利子率革命の意………太田昌国×水野和夫

○世界システム論の潜勢力:ヘゲモニー論を超えて………中山智香子

○核をめぐる構造の起源──3・11以降の核………内藤酬

○資本主義的複合体と空間支配1………友常勉

○統治性とグローバリゼーション1………山家歩

○無意識の政治1──自由について………伊吹浩一

○イタリア・オペライスタ群像1──マリオ・トロンティ「労働者と資本」を読む………中村勝己

○来たるべき水俣病1………清水唯史

○〈組織戦〉論ノート1………菅孝行

○劇詩 帝国………大岡淳


《筆者・対談者プロフィル》

■ゲスト執筆者

○中山智香子(なかやま ちかこ):経済学者、経済思想史専攻。東京外国語大学総合国

 際学研究院教授。

○内藤酬(ないとう しゅう):核物理学・現代文明論専攻。河合塾講師、元防衛庁防衛

 研修所(現防衛省防衛研究所)助手。


■ゲスト対談者

○太田昌国(おおた まさくに):ラテンアメリカ研究、編集者、翻訳者。ウカマウ映画

 集団の上映運動を担う。

○水野和夫(みずの かずお):経済学者、日本大学国際関係学部教授。元内閣官房審議

 官。


■企画編集同人

○伊吹浩一(いぶき ひろかず):フランス現代思想専攻、専修大学非常勤講師。

○大岡淳(おおおか じゅん):演出家・劇作家・批評家。SPAC─静岡県舞台芸術センター

 文芸部スタッフ。

○菅孝行(かん たかゆき):批評家。梅光学院大学特任教授。

○清水唯史(しみず ただし):CUATRO GATOS演出家。チッソと国の水俣病責任を問うシ

 ンポジウム実行委員、河合塾講師。

○友常勉(ともつね つとむ):近代日本思想史専攻、東京外国語大学大学院国際日本学

 研究院准教授。

○中村勝己(なかむら かつみ):イタリア現代思想専攻、中央大学兼任講師。

○山家歩(やまが あゆむ):フーコー専攻、法政大学非常勤講師。